犬や猫は、誕生から成犬・成猫になるまでの成長期にどのような栄養バランスの食事で過ごしてきたかが、その後の健康の基盤を作ります。
成長のスピードや体調に合わせ、動物病院のアドバイスを受けながら適切なフードを選びましょう。
子犬・子猫の時期は人間でいう、赤ちゃんから成人するまでの期間にあたります。
ただし、人間と違って子犬・子猫は約1年という驚きの速さで成犬・成猫に成長します。
短期間で身体の基礎をつくるため、子犬・子猫に与える食事はとても重要です。
子犬や子猫に適切な栄養が与えられているかどうかは、
うんちと被毛の状態に表れます。ご自宅で確認してみましょう。
消化・吸収の良いフードはうんちのにおい・量が少なくなります。
お掃除のタイミングで確認してみましょう。
栄養バランスの良さは、皮膚と被毛の状態に現れます。
犬や猫の成長のタイミングや避妊・去勢手術の有無、体調に合わせてフードを変更することで、健康をサポートすることができます。体調に不安がある時はもちろん、定期的な健康診断やワクチン接種のタイミングで、それぞれの犬や猫に適切なフードを相談してみましょう。
犬では生後2ヶ月齢、猫では生後4ヶ月齢までが成長前期にあたります。(犬種・猫種により前後します)
急速に成長していくので、たくさんの栄養が必要です。
犬では生後2ヶ月齢以降、猫では生後4ヶ月齢以降から成長後期にあたります。(犬種・猫種により前後します)
成長前期に比べ成長のスピードがゆるやかになります。
生後6ヶ月齢前後で、避妊・去勢手術の実施を検討します。
避妊・去勢手術の実施後はホルモンバランスの変化により、太りやすくなるため、フードの変更を検討しましょう。
犬や猫は1歳前後で成犬・成猫となります。子犬用・子猫用フードを使用している場合は、年齢に合わせたフードの変更が必要です。体調に合わせたフードを使用するために、動物病院で相談しましょう。
体調の変化が大きい子犬・子猫の時期は特に、動物病院への細やかな相談が必要です。
しかし、猫はテリトリーをつくる動物のため、知らない場所への外出は苦手です。
通院のストレスを減らすために、子猫時期からトレーニングをしていきましょう。